
手が小さいからオクターブが届かないんです…
これは、大人のピアノ初心者さんから本当によく聞くお悩みです。
でも大丈夫。オクターブが無理なく弾けるようになるコツがありますよ!
この記事を書いた人


大人向け音楽教室講師。
LINEピアノサロンでは大人の方向けにやさしいピアノレッスンを開催しています♪
ピアノ科卒。音楽教諭免許、音楽健康指導士、らくらくピアノ認定講師資格取得。


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目次
なぜ指が開かないのか?
大人になると、手の大きさに関係なく、指が開かないという人が多いです。
その理由として、
- 年齢とともに手の柔軟性が落ちている
- 指を開く筋肉(手のひらや甲)が硬くなりがち
- 力を入れて「ぐいっ」と広げようとして余計に疲れる
つまり「手が小さいから弾けない」のではなく、動かし方や準備不足が原因になっていることが多いんです。
解決法①:手を温める
冷たい手はゴムのように硬くなっています。
- ハンドクリームを塗りながら軽くマッサージ
- 指の間を開いてストレッチ
- お湯で手を温めてから鍵盤へ
たった1〜2分でも柔らかさが全然違います。
解決法②:指を「開く」のではなく「置く」
オクターブを弾こうとすると、多くの方が「指をめいっぱい開こう」とします。
実はこれ、力みの原因。
正しくは…
- 手の重さを鍵盤にのせる
- 親指と小指を」「置く」イメージで鍵盤に触れる
- 指の間を伸ばすのではなく、手のひら全体をゆるめる
「開こう」ではなく「乗せよう」と考えるだけで、ラクに届くことが増えます。
解決法③:分散させて弾いてOK
どうしてもオクターブが届かない場合は、無理せず工夫しましょう。
- 和音を同時に押さえず、アルペジオ(分散和音)で弾く
- 片方の音だけ弾いてシンプルにする
- 伴奏をアレンジして自分の手に合う形にする
ピアノは「原曲通りに弾かなければならない」わけではありません。
無理なく音楽を楽しむことの方が大切です。
解決法④:日々のミニ・ストレッチ
日々のストレッチでも、指を柔らかくできます。
- 手を合わせて、指の間を少し広げる
- テーブルに手のひらを置いて、指を一本ずつ軽く押す
- 「パー」と「グー」を交互にゆっくり繰り返す
これを毎日5分。
無理のない範囲で続ければ、数週間で「あれ?ちょっと届きやすいかも」と感じられるはずです。
まとめ
オクターブが届かないのは「手が小さいから」ではなく、
- 手を温める
- 力を抜く
- 無理せず分散して弾く
- ストレッチで柔軟性をつける
この4つで解決できます。
ピアノは「できないことを責める」よりも、
工夫して音楽を楽しむ気持ちの方が大事です。
今日から少しずつ、あなたの手に合ったオクターブの弾き方を見つけていきましょう!


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