
ハノンって本当に弾く意味あるの?
そんな疑問を持ってる方は、とても多いです。
結論から言うと、ハノンには明確な目的があり、弾き方が正しければ確実に効果が出ます。
ただし、やみくもに弾いても意味がありません。
この記事では、ハノンの目的・効果・おすすめの練習方法を分かりやすく解説します!
ハノンを弾く本当の意味は?
ハノンには、次の3つの大きな目的があります。
指を均等に動かすための「指の独立」トレーニング
ピアノは10本の指をバラバラに、かつ滑らかに動かす必要があります。
ハノンは「弱い指(特に薬指・小指)」を鍛えるための最適なパターンで作られています。
✔ 力の弱い指でも同じ音量で弾ける
✔ 動きにムラが出にくくなる
という効果が得られます。
腕・手・指の動きを無理なく連動させる
ピアノは「手だけ」で弾くとすぐに疲れます。
ハノンを正しく練習すると、
- 手首
- 肘
- 腕の重さ
を自然に使えるようになるため、脱力の感覚がつかみやすくなります。
スケール(音階)や曲が弾きやすくなる
ハノンを続けると、曲にも確実に効果が出ます。
特に効果が出るのは、
- 細かい16分音符の連続
- スケールの上り下り
「気づいたら曲が弾きやすくなってた」と実感する人が多いのはこのためです。
ハノンの効果を最大化するおすすめの練習方法は?
毎日違うパターンを弾く
ハノンは様々なパターンがありますが、毎日同じものを弾いていると指の練習にはなりません。
おすすめはこれ↓
- 1日目:No.1 + No.2
- 2日目:No.2 + No.3
- 3日目:No.3 + No.4
少しずつズラしていけば、飽きずに負担なく続けられますね!
まずは ゆっくり一定のテンポで弾く
ハノンは速さの競争ではありません。
大事なことは、
- 音のバラつきがないか
- 手首が固まっていないか
- 弱い指の音が小さくなっていないか
ゆっくり弾くと、これらを意識しながら弾くことができます。
しっかりゆっくり、音の粒を揃えることを考えながら弾いてみましょう。
強弱をつけて練習してみる(超おすすめ)
ただ均等に弾くだけでは単調ですが…
例えば
- 右手だけ強く
- 左手だけ強く
- 1小節ごとに強弱を変える
- 3拍ごとにアクセントを入れる
こんな練習をすると、指が驚くほど鍛えられます。
しかも飽きません!
指ではなく手全体で弾く意識を持つ
ハノンを指だけで弾こうとすると、逆効果で疲れます。
○ 良い例:手首が柔らかく、指が鍵盤に吸いつくよう
× 悪い例:手首が固まり、指が叩いているような音
指が疲れる場合は、力が入りすぎている可能性があります。
「力を抜く」ことを意識してみてください。
メトロノームは、慣れてから使う
最初からメトロノームを使うと、
「速く弾かなくちゃ」と焦りやすいです。
慣れてきたら
60 → 72 → 80 → 96 → 120
のように段階的にテンポを上げると効果的です。
こんな人はハノンの効果を実感しやすい
以下のような人は、ハノンの練習を続けることで効果が出やすいです。
- 指がもつれる
- 速い曲が苦手
- 左手の伴奏の安定感がない
- スケールがガタガタする
- 長時間弾くと手が疲れる
もし1つでも当てはまるなら、ハノンの効果が出やすいタイプです。
まとめ
ハノンはただの基礎練習ではなく、
ピアノを無理なく弾くための「筋トレ+フォーム改善」の役割があります。
しかし、続け方を間違えると
「ただ退屈な作業」
「指が疲れて逆効果」
になってしまいます。
正しく使えば、曲の弾きやすさが劇的に変わります。
あなたに必要な部分だけ、ぜひ取り入れてみてくださいね!


\\ピアノお役立ちコンテンツを配信中//









