ピアノ初心者はキーボードを買えばいいの?
今からピアノを始めたいと思っている方は、キーボードを買ってみようかなと思っているかもしれませんね!
結論として、
50鍵〜60鍵程度のキーボードがおすすめです。
鍵盤は少なすぎても指が足らなくなりますので、このくらいが良いでしょう。
また、キーボードであれば、ヘッドフォンなどで練習できますので、マンションでも音を気にすることなく弾けますね!
それでは、キーボードを購入するときに、最低限知っておきたいポイントや機能、性能の違いをいくつか紹介します。
- ピアノ歴38年
- 40代〜70代の方が集まる音楽教室を開講
- らくらくピアノ認定講師1級取得
- 中学校音楽教諭二種免許取得
- 音楽健康指導士
ピアノ初心者は50鍵〜60鍵がおすすめ
本物のピアノは88鍵あるのをご存知ですか?
鍵盤がズラ〜り
白い鍵盤と黒い鍵盤を、ぜ〜んぶ合わせた数です!
ですが、とりあえずピアノを始めたい!というなら、そこまで鍵盤数が多いピアノやキーボードを選ぶ必要はありません。
とはいえ、少なすぎると両手で弾くときにきゅうくつになってしまいます。
ですので、50鍵〜60鍵ぐらいあれば十分です。
音の強弱ができる「ベロシティ」機能
ピアノは、
- 強く弾くと大きな音
- 弱く弾くと小さな音
が出ます。
この仕組みを「ベロシティ」とよびます。
キーボードにはこのベロシティ機能があるものと、ないものがあります。
比較的、価格が安いものはこの機能がないことが多いです。
強く弾いても弱く弾いても、同じ音量の音しか出ないと、
繊細な表現ができませんね。
予算に余裕があれば、ベロシティ対応のものを探してみましょう。
本物感をより求めるなら「サスティンペダル」
本物のピアノには、足で踏むペダルが3つ付いているのはご存知ですか?
一番右のペダルは、踏むと音を持続させる機能があります。
これを「サスティンペダル」と言います。
このペダルは一番よく使います。
(ちなみに、左はソフトペダル、真ん中は消音ペダルです)
サスティンペダルを踏み続けると、手を鍵盤から離しても、音がなり続けます。
これが、ピアノらしい豊かな音を奏でるための重要な要素でもあります。
これが、キーボードにもつけれることができるんです!
キーボードにペダルが付けれるの?!
と思いますよね。
キーボードの背面に色々な端子を接続できる穴があれば、ペダル接続ができます!
「SUSTAIN」と書かれた穴があれば大丈夫。
分からなければ、店員さんに確認してみましょう。
ペダルは別売で、だいたい3,000円〜4,000円程度です。
鍵盤の感触もさまざま
では、キーボードの鍵盤って、どんな感触なのでしょうか?
本物のピアノとキーボードでは、鍵盤の固さや重さ、弾き心地が違います。
通常、価格と比例して本物のピアノに近づきます。
とはいえ、初心者にとっては、キーボードの軽い鍵盤の方が弾きやすいこともあります。
あなたの好みや目標に合ったものを選んでみてくださいね。
鍵盤のタッチにこだわる場合は、ネットではなく店頭で選びましょう。
初心者向けキーボードの価格めやす
キーボードは、50鍵〜60鍵のものでおよそ10,000円~20,000円前後です。
安いものなら5,000円程度のものもあります。
ただし、ペダルも使えないかもしれませんので、必要な機能がついているか購入前に確認しておきましょう。
30,000円以上になると、ペダルがつけられる機能が付いているものが多いです。
50,000円以上になると、本物のピアノに近づいた「電子ピアノ」が購入できます。
ピアノ初心者キーボード まとめ
ピアノ初心者向けキーボードの選び方を紹介しました。
もう一度、ポイントをまとめておきます。
- 鍵盤は50鍵〜60鍵がおすすめ
- 音の強弱「ベロシティ機能」がついているか
- 音を持続させる「サスティンペダル」がつけられるか
- 弾きやすい鍵盤の固さか
- 3万円以上ならたくさん機能がついている
予算に応じて、どんなピアノで練習をはじめるか、検討してみてくださいね。