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ピアノを弾くとき薬指が全然上がらない・・・
このように、
- 薬指が上がらない
- 薬指に力が入らない
- 薬指だけ音が小さくなる
など、薬指がなかなか言うことを聞いてくれない!ってこと、ありますよね。
今回の記事では、
- 薬指がなぜ上がらないのか
- 薬指が動かないときの対処法
- 薬指のトレーニング
など、薬指が上がらないときの悩みを解決します。
いくら頑張ってもなかなか薬指が動かない!という方は、最後まで読んでみてくださいね。
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- ピアノ歴38年
- 40代〜70代の方が集まる音楽教室を開講
- らくらくピアノ認定講師1級取得
- 中学校音楽教諭二種免許取得
- 音楽健康指導士
ピアノを弾くとき薬指が上がらない理由
![ピアノ薬指上がらない](https://www.pianolife.karinsan.com/wp-content/uploads/2024/02/3-1024x538.jpg)
![ピアノ薬指上がらない](https://www.pianolife.karinsan.com/wp-content/uploads/2024/02/3-1024x538.jpg)
人間の手は、人差し指から小指の指にかけて腱が横に繋がっています。
この繋がった部分が指の独立を邪魔して、指が思うように動かせないのです。
手がこのような構造なので、ピアノ歴に関係なく、薬指はみんな動かしにくいのです。
もちろん私も薬指が弱いです。
ピアノの名手と言われたショパンでさえ、「薬指はなかなか中指から独立しない」と感じていたそうです。
シューマンは無理に鍛えようとして指を痛めて、ピアニストは諦めて作曲家になったというエピソードもあります。
ですので、私たちがこの問題に悩まされたとしても、特に驚くことではありません。
まずは「薬指は動かしにくいもの」として受け入れましょう。
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じゃあ、いつまで経っても上達しないってこと?
と思われがちですが、そんなことはありません。
ある程度の練習で、指を動かしやすくすることは可能です!
効果的な練習方法を紹介していきますね。
薬指を上手に動かす対処法
![ピアノ薬指上がらない](https://www.pianolife.karinsan.com/wp-content/uploads/2024/02/2-3-1024x538.jpg)
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薬指は動きにくいものですが、効果的な練習をすることで動かしやすくすることも可能です。
その中でも、初心者におすすめの薬指トレーニングを紹介していきます。
3−4−5の練習を繰り返す
中指(3)と薬指(4)と小指(5)の指を順番に弾く練習をします。
※( )は指番号です。
くにゃっと崩れることなく薬指を保てるようになれば、3-4-5(あるいは5-4-3)の指運びがスムーズになり、上達を感じられるようになります。
スタッカートで練習する
スタッカートで練習すると、1音1音しっかりと弾くことができます。
ぎごちないと思われるあたりをフォルテのスタッカートで最初はゆっくりと弾きます。
弾けるようになってきたらだんだんテンポをあげていきます。
それからスラーにすると、それだけで少しきれいに弾けるようになっているはずです。
リズムを変える
いつものリズムを変えてみると効果的です。
単にリズムパターンを変えるだけではなく、アクセントする場所を替えたり、4の指のところだけスタッカートや強く弾くようにするなど、負荷をかけるのも効果的です。
これも最初はゆっくりと、弾けるようになったらだんだんテンポを戻していきます。
手の形を意識する
ピアノを弾くときの手の形は、自然なアーチを描いたような丸い指の形になります。
この形が崩れていると、薬指だけでなく他の指もスムーズに動かなくなります。
一音一音ゆっくりスケールを弾いているとき、薬指が真っ直ぐ前へ伸びてしまっていないか、確認してみましょう。
全ての指の方向は「下向き」です。
丸く、手の内側に卵が入るようなかたちで、スケールを弾きます。
机の上でトレーニングする
ピアノから離れて、机の上でトントンと指を叩いてみましょう。
ピアノを弾くときと同じように、手を軽く丸い形に置きます。
全ての指を机の上に置き、薬指だけ上げ下げします。
トントントントン、とリズム付けて。
次に中指と交互に動かします。
30秒ほどで良いので、時間を見つけて1日に何度もやってみると、かなりのトレーニングになります。
手首を柔軟にする
薬指を動きやすくするには、手首の使い方も重要です。
手首を柔軟にして、手首のスナップを効かせるように弾いてみましょう。
そのためには、全身の力を抜くことも必要です。
「手首の位置と柔軟さ」は、薬指を助ける大きな役割を果たしますよ。
柔らかいボールを握る
ピアノの練習をする前に、柔らかいボールを握ってみてください。
直径6センチぐらいの手にスッポリ入るもので、「ニギニギ体操」をします。
このとき、指が伸びていてはボールが凹みません。
指先を少し立てるとボールが凹みます。
薬指をスムーズび動かすには、指先をしっかり立てることが大切です。
フィンガートレーナーを使う
薬指を鍛える、ピアノ練習用の器具が販売されています。
何気ないときに触っておくことで、しっかりと打鍵できるような仕組みになっています。
ただし、無理は禁物です。
くれぐれも、ハードトレーニングにならないように・・・
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脳に言い聞かせる
薬指は思うよう動かないのが普通です。
そんな中で、「あなたは(薬指)はこうやって動くんだよー。」と指に言い聞かせてみましょう。
その言い聞かせが脳に伝わり、イメージ通りに指が動くようになります。
人間の体は、動きをイメージできないと違う動きをします。
どういうふうに薬指を動かしたいのかはっきりイメージしながら動かしてみてください。
まとめ
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今回は、薬指がなかなか上手に弾けない理由や、薬指が上がらないときの対処法を紹介しました。
薬指が動かしにくいのは、みんな同じ条件ですから安心して下さい。
「薬指が弱い!強化しないと駄目だ!」と思いすぎると、楽しいピアノが楽しくなくなってしまいます。
どれだけ頑張っても、薬指は人差し指や親指にはなれないのです。
このように気楽に考えて、できる範囲での練習方法を見つけてみてくださいね!
![](https://www.pianolife.karinsan.com/wp-content/uploads/2022/12/ピアノ両手で弾けない-300x158.jpg)
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